既にTVや新聞等でご覧になられた方も多いかと存じますが、先週末より世界的にランサムウェアによる被害が発生しており、更に、日本国内にもその影響が出ております。
今回報告されている内容はMicrosoftの脆弱性を悪用した攻撃で、その結果、ランサムウェアに感染する。といった状況が起こっております。
※ランサムウェアとは、感染したパソコンに特定の制限をかけその制限の解除と引き換えに金銭を要求するプログラムです。

図:感染した場合に表示される画面の一例(IPAより参照)
本脆弱性はMicrosoftから3月15日に提供された修正プログラムによって、修正されていますがWindows Updateを行っていなかったりといったことで、感染が広がった様です。また、Windows XPなど古いOSでも影響が出る為、サポートが終了しているXPでも修正プログラムが配信されております。
まずもっての対策として各PCにて下記を確認してください。
1)不審なメールの添付ファイル開封やリンクをクリックしたりしない。
これは、本件に限らず以前から言われておりますが、どんどんメールの内容が巧妙化しているため、知らない相手から来たメールは、たとえ仕事っぽい件名や本文であっても、十分に確認する必要があります。
2)Windows Updateを行う。
3)ウイルス対策ソフトのアップデートを行う。
以上の3点について対応することで、可能な限り感染リスクを減らせます。
また、ネットワークの入り口で、様々な脅威に対して、総合的に対応する機能を備えた、UTM機器も有効な手段です。当社では、フォーティネット社やトレンドマイクロ社等のUTM機器を、機器のみの提供だけではなく、保守サービスも合わせてご提供しておりますので、導入から運用管理もしっかりサポートいたします。

ゲートウェイセキュリティパック
詳しくはRICOHの商品サイトをご覧ください→ ゲートウェイセキュリティパック
もし少しでもPCでおかしな挙動が見られました場合は、当社の方へ、一度ご相談ください。
詳しい内容については、以下のサイトを参照ください。
IPA:世界中で感染が拡大中のランサムウェアに悪用されているMicrosoft製品の脆弱性対策について